2015.02.02更新

先日、ドライマウスを考える会に参加してきました。

東京女子医大の耳鼻咽喉科 吉原教授の講演を聴いてきました。ドライマウスというと一般的に医療界ではシェーグレン症候群をまず思い浮かべます。

シェーグレン症候群とは、目や口腔内の乾燥が主体の病気です。目がゴロゴロする。口が渇いて物が呑み込みにくいなどが初発症状として出現します。合併症が多い疾患で、脳、皮膚、関節、心臓、肺、膵臓、腎臓など他の部位に合併症状を引き起こすことのある病気です。

軽症な方はそれほど問題にならないケースもありますが、合併症状が重いと治療が困難なケースもあります。またシェーグレンからリウマチを合併することもあります。

中には反復性耳下腺炎、IgG4関連疾患、ミクリッツ病など鑑別が必要なケースも出てきます。

驚いたのは、ドライノーズという鼻の乾燥です。目や、口が渇くため鼻も乾燥するのは理解できますが初めて聞きました。

確かに、シェーグレン症候群の方で臭いが分からないと訴えている方はたまにみえます。治療法がどうしたものかと
思っていましたが対応策がありそうで試してみたくなりました。


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