リウマチの明確な原因は解明されていませんが、「免疫の異常反応」が関係しているとい
われています。発症にはいくつかの要因があり、特に以下が影響すると考えられています
。
・遺伝的な体質
・女性ホルモンの変化
・喫煙や過度なストレス
・ウイルス感染など外的要因
女性の発症率が男性の約3〜4倍と高く、30〜50代で発症する方が多いです。中には60歳
、70歳以上の高齢発症のケースも少なくありません。
長沢医院では、女性ホルモン値の確認なども行い、更年期障害など類似症状との慎重な鑑
別にも力を入れています。

初期は「少し痛む」「こわばる」といった軽い症状でも、放置すると関節破壊や変形が進
行することがあります。

関節リウマチは、発症後2年以内の治療が非常に重要とされており、この時期に適切な治
療を開始することで、関節の変形を防ぐ可能性が高まります。一度壊れてしまった関節は
元に戻らないため、「我慢せず、早めに専門医を受診する」ことが何より大切です。

以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
「朝起きたときに手や指がこわばる」「手首や足の関節が腫れている、動かすと痛い」
「関節の腫れが左右対称に起こる」「微熱や倦怠感が続く」
「指輪が入りにくい、ボタンがかけにくい」「以前よりも物をつかみにくくなった」
症状が軽くても、リウマチが隠れている場合があります。「様子を見よう」と思わず、気
になる時点でご相談ください。

リウマチ治療の最大のポイントは「早期発見・早期治療」です。
炎症が続くと関節が破壊され、痛みだけでなく日常生活にも支障が出るようになります。
現在では、抗リウマチ薬、メトテレキサート更には生物学的製剤やJAK阻害薬といった新
しい薬剤の登場により、発症初期から治療を行えば、痛みや腫れの改善が期待できます。
長沢医院では、関節の状態や血液検査の結果を丁寧に確認しながら、症状の進行を抑える
ための最適な治療を提案しています。

【特徴1】日本リウマチ学会認定「リウマチ専門医」による診療
大学病院や名古屋医療センターなどの高次医療機関で経験を積んだ医師が、専門的な知識
と経験をもとに診療を行います。
【特徴2】丁寧な検査と正確な診断
血液検査・エコー検査・レントゲン検査などを組み合わせ、関節の炎症や骨の状態を詳細
に確認します。
必要に応じて女性ホルモンの数値なども測定し、慎重に鑑別を行います。
【特徴3】患者さんに寄り添った治療提案
症状・生活習慣・ライフスタイルをふまえ、一人ひとりに合わせた治療法を提案します。
現在治療中でも改善が見られない方のセカンドオピニオンにも対応しています。
【特徴4】幅広い治療法に対応
エンブレル・ヒュミラ・アクテムラ・シンポニーなどの生物学的製剤を用いた治療にも対
応しています。

リウマチ治療では、症状の進行度や炎症の程度に応じて薬物療法やリハビリテーションを
組み合わせて行います。
・抗リウマチ薬（アザルフィジン、リマチル、イグラチモド、メトトレキサートなど）
　数種類の中でもメトトレキサートが炎症を抑え、関節破壊を防ぐ基本薬。
・ステロイド
　強い炎症や痛みを抑えるために使用。
・生物学的製剤
　従来の抗リウマチ薬で効果不十分な場合に使用されます。

・JAK阻害薬
　近年登場の新しい薬剤で、炎症に関わる細胞内の情報伝達を阻害することで難治性の方
にも効果が期待できる。
・リハビリ・生活習慣指導
　関節への負担を減らす動作指導や、適度な運動の提案も行います。
長沢医院では、患者さんの症状・生活環境に合わせて、最適な治療を段階的に進めていき
ます。

関節の痛みや朝のこわばりがある場合、「年齢のせい」「疲れのせい」と思って放置して
しまう方も少なくありません。
しかし、リウマチは早めの治療が予後を大きく左右する病気です。
少しでも気になる症状があれば、ぜひ一度長沢医院へご相談ください。