2017.10.21更新

いつもお世話になっている、陶生病院との連携の会に先日参加してきました。

呼吸器内科、小児科、皮膚科、消化器科、耳鼻科、循環器内科など多数の科にいつもお世話になっています。

今回は病院長 酒井 和好先生 、副院長 味岡 正純先生 、呼吸器内科部長の近藤 康博先生、のご講演聴いてきました。

呼吸器は特に肺線維症、間質性肺炎などで全国でも2番目に症例数の多いところで有名です。

最近のCOPD、潜在的に多いとされる肺線維症、肺癌治療最前線などの講演を聴いてきました。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は連携パスも導入されているため、喫煙歴があり、息切れ頻回にあり、咳のあと粘液や痰が出る方はご相談ください。

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2017.10.20更新

今まで、腹部エコーはもともと導入していましたが、今回関節エコーを導入しました。

関節リウマチや原因不明な関節炎、腱鞘炎、果ては骨折の確認などにもエコーは有用と言われています。

血液検査では正常で問題なくとも、熱を帯びて腫れている関節所見の方を診る機会は時々みかけます。

関節エコーとは超音波のことで、検査したい部位にゼリーを塗って深部の皮下や筋肉、脂肪、関節の所見をみる検査です。

エコーでみると異常血流や、滑膜の炎症などが検出できます。

今後はこうした初期症状も見逃さないように関節エコーでも精査すすめていこうと思います。

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2017.07.03更新

先日SLE治療の推移としてループスサミットという講演会に参加しました!

膠原病のひとつであるSLE(全身性エリテマトーデス)の治療の変遷として京都大学 臨床免疫学教授 三森 経世 先生、皮膚科領域として

名古屋大学皮膚科 准教授 室 慶直 先生、腎臓領域として 埼玉医大 リウマチ膠原病科教授 三村 俊英 先生、 産婦人科領域で 国立成育医療研究センター 村島 温子先生、 神経領域で 順天堂大学 膠原病内科教授 田村 直人先生、 小児科領域で 鹿児島大学 小児科 武井 修治先生の講演を聴いてきました。

SLEの治療は多臓器に渡るため、それぞれの治療が必要です。こうしたなかでステロイド、免疫抑制剤などが使用されてきたわけですが、今回は世界中で使用されてきたプラケニルが使用解禁になり注目されてきた治療法について多くを学びました。


ステロイド減量効果、妊娠中も継続可能、蝶形紅斑にも効果あり、ループス腎炎にも効果ある等様々の効果が確認されています。

今後もプラケニルの治療成績など学んでいこうと思います。


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2017.03.24更新

先日、健康寿命延伸のための骨粗鬆症〜長く正しく続けるために〜という演題で勉強会に行ってきました。

骨粗鬆症では第一人者である藤田保健衛生大学 内分泌・代謝内科学教授 鈴木 敦詞 先生の講演を聴いてきました。

興味深い内容としては、骨粗鬆症検査は75歳以降からが特にきちんとやるべきであると。40代で施行しても問題ないことがほとんどであると。

それから80歳代以降はむしろ肥満傾向にある方の方が骨密度は高い傾向にあるというデータが衝撃的でした。骨に負荷が多くかかることが影響しているのでしょうか。原因は不明ですが、統計的にはそうなっているそうです。

あと運動するだけではなかなかすぐには骨密度は上がらないようです。食事、Ca製品、牛乳など摂取に加えて、ハードな運動を負荷して初めて骨密度がある程度上がってくるようです。

骨粗鬆症治療も大切ですので高齢な方は補充が必要と思います。身長が低くなってきている人などは要注意と思いますので治療を受けるようにしましょう。


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2016.10.25更新

本日は志段味西小学校の就学前検診に行ってきました。

来年4月に小学校入学になる対象の検診でした。

予防接種に関しては、まだまだ接種忘れなども結構多くみられました。

特にMR2期などはうち忘れの方が何人かみられました。

今年、たまたま麻疹(はしか)が関西空港を発端とする流行騒動がありました。

MR(麻疹、風疹ワクチン)は1歳と6歳(小学校就学前年齢)での2回予防接種推奨です。1回だけでは確実な予防効果が得られないと思われます。

まだ未接種の方は必ずMR予防接種をお願いします。


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2016.02.29更新

先日、志段味西小学校にて学校保健委員会があり学校医として出席しました。

インフルエンザは今年2月に入ってから流行に入り注意が必要です。

また溶連菌感染症、流行性耳下腺炎、マイコプラズマ感染症などが多かったようです。伝染性紅斑も見逃せません。

水痘は1例だけだったようです。こうしてみると、予防接種が2回定期になった水痘は予防効果が高いと思われます。

今までは1回接種の任意接種でしたので接種が少なかったと思われます。1回だけだと抗体価は60%くらいしかできず、効果がやや弱いと思われていました。しかし2回定期で3年くらい経つでしょうか。発症数が確実に減っており効果出ていると思いました。

やはり予防接種の可能なものは出来るだけ接種が望ましいと思います。

接種忘れないよう宜しくお願いします。

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2016.02.23更新

長らくお待たせしました。

B型肝炎ワクチン接種が再開できるようになりました!

名古屋市の補助も始まっていた矢先に中断されていましたが、ようやく供給が再開されました。

一部見送られていた方、これからの方は朗報です。

よろしくお願いします。

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2016.02.11更新

昨日、産業医講義として中部労災病院主催の第3回 就労と糖尿病治療の両立 の講演会を聴きに行って来ました。

日本糖尿病協会理事長 清野 裕 先生やいろんな先生方総勢10名を超える方からの講演でした。

気になることもいくつかありました。とても勉強になりました。

そもそも糖尿病と診断された方が病院に受診する割合は高齢者ほど良く、若年者ほど悪いです。

現役世代30-40代の方は病院受診率が40%程度しかないそうです。

理由としては仕事が忙しい、会社で病気の理解がない、などあるようです。

こうしたところをどのようにしていくのかが問題です。


また産業医がいる、いない企業で病気の罹患率を割合に大きな差がでることもわかってきました。

特に糖尿病性網膜症など悪化すると失明につながるような病気が見過ごされやすいので注意が必要です。

みなさん、健康診断の結果をきちんと把握して医療機関には受診しましょう。

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2015.12.18更新

本日は恒例の学術講演会に行って来ました。

<腰痛をきたす疾患とその保存的治療>として 名古屋市立西部医療センター 副院長 稲田 充 先生の講演を聴いてきました。

数年前にも脊椎の手術に関して講演をいただいたことのある高名な先生です。

今回は保存治療ということで、講演されていました。基本的に腰椎の痛みは椎間関節の痛みであると。

また知らなかったですが、腰椎は4個の人、5個の人、6個の人を解剖的に分かれるそうでそれぞれ20%、60%、20%だそうです。

椎体の数が変わると腰の負担のかかり方も当然かわってくるので個人差が出ます。

ぎっくり腰の話、腰部脊柱管狭窄症、間歇性破行などいろんな話を聞きました。

ただ圧迫骨折後の治療で8週間固定、何もしない群、コルセット群とわけても有意差は出なかったとか興味深い話はいくつかありました。

薬の治療としてはNSAIDS、アセトアミノフェン、筋弛緩薬、抗不安薬など様々使用されており、どれも効果でることもあり、最近は手術もしないでも良くなるケースもあるとのことでした。




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2015.11.20更新

プレミア12は残念な結果でしたが、次にむけて切り替えましょう。

守山区学術講演として愛知医大 内科学講座 消化管内科 教授 春日井 邦夫 先生の便秘診療の話を聴いてきました。

日本人の便秘は大体3分類に分けられ、小腸で停滞するタイプ。小腸で蠕動運動が弱いタイプ。直腸で溜まるタイプと
分けられるそうです。

蠕動運動を刺激する薬で注意が必要なのは小腸が真っ黒に色素が変化してしまう副作用があることです。
プルゼニドの長期使用は控えるようにと。塩類系下剤は屯用が望ましいとのことでした。

酸化マグネシウム(通称カマ)ですがマグミットなどは稀に高マグネシウム血症きたすため血中濃度測定が必要です。

最近添付文書も改定されました。だいたい2gから3g使用に関しては注意です。

アミテイーザはそうしたなか良い薬だそうです。副作用は少なく長期連用も問題ないようでした。

線維食、雑穀米なども組み合わせて自分に合った便秘解消が望ましいと思われます。

悩んでいる方はご相談ください。

投稿者: 制作管理者

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