2017.03.06更新

先日、最新のざ瘡治療(ニキビ)として渡辺皮フ科 渡辺 薫先生のご講演と、東北大学 神経・感覚器病態学皮膚科 准教授 山崎 研志 先生のご講演を聴いてきました。

2016年に尋常性ざ瘡治療ガイドラインが8年ぶりに改訂されました。以前には無かった治療薬も増えてきました。

CLDM/BPO、アダパレン+外用薬、BPO、アダパレン+内服抗菌薬など治療は変化しています。

抗生剤も耐性菌がそれぞれ問題でエリスロマイシン、クリンダマイシンなどで10〜20%程度、ミノマイシンでも1.8%耐性菌ありの報告は衝撃でした。

今後は耐性菌も考慮して抗生剤は控えめに限定して使用していきたいと思いました。

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2017.02.18更新

いつも大変お世話になっている瀬戸市の陶生病院の先生方との病診連携の会に出席してきました。

今までにもそれぞれ入院の適応になりそうな乳児幼児で小児科、B型C型肝炎などで消火器内科、肝臓がん大腸がんなどで外科、心筋梗塞心不全などで循環器内科にお世話になってきました。そうした先生方にお礼の挨拶等させていただきました。

上記以外の診療科以外にも、神経内科、内分泌内科、泌尿器科、口腔外科、メンタル、整形外科など各科の先生方が一同に集まり、お互いに顔のみえる会としてお話を何人かの先生にさせてもらいました。とても心強いです。

どういった先生方がみえるのか病院と診療所の間でお互いを知るうえでとても良い機会でした。

今後とも陶生病院の先生方宜しくお願いします。

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2016.07.15更新

学術講演聴いてきました。

尿酸管理はどうあるべきかという演題で 春日井市民病院 副院長 成瀬 友彦 先生 の講演をきいてきました。

最近では尿酸はLDL悪玉コレステロールに次ぐ心血管危険因子として知られています。

高すぎると痛風、虚血性心疾患などリスクがふえます。しかし低すぎても腎不全など起こす原因になります。

かつお、レバー、エビなど尿酸はビール以上に高い数値を示します。

またコーヒーは尿酸値を下げる効果があるようです。

いずれにしても慢性腎不全に高尿酸血症あると心疾患のリスクを上げてしまうのは確かなようです。

尿酸の高い方はご相談ください。

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2016.04.22更新

4月21日木より4月22日金まで日本リウマチ学会参加してきました。

気になったトピックスは生物学的製剤のスイッチの問題。

やはりバイオナイーブ(初回投与)の方はどの種類でも一定の効果あるが、2剤目、3剤目と変更していった場合の効果にばらつきがでるとのこと。

その中でもアクテムラ、オレンシアが他の製剤よりも効果が出ているとのこと。3種類までは良いが4種類目は効果もあまり望めないのではとの発表が
印象に残りました。

それから、MTX製剤をなんらかの理由で使用できないケースではプログラフなども有効なのですが、ケアラム(イグラチモド)が効果あるとの話も
大変興味深かったです。

あと、妊産婦に用いることの可能な薬剤の話は村島 温子先生の講演が大変参考になりました。

たくさん話はありましたが、明日からの臨床に少しでも役立てるよう努めていきます。よろしくお願いします。

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2016.03.25更新

先日学術講演に参加してきました。

(眠れない患者に対応する〜内科医が診る不眠症)として愛知医科大学 睡眠科 塩見 利明 先生の講演聴いてきました。

塩見先生は日本睡眠学会の副理事長であり、著書も多く書かれている方です。

不眠にも実に他種類の原因が存在するのだとよく判りました。

ナルコレプシーは10代発症など知らないことも多かったです。

今後の治療に気をつけていきたいと思いました。

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2015.09.18更新

気管支喘息の診断と治療ー最近の考え方として 

公立陶生病院の呼吸器・アレルギー疾患内科部長 木村 智樹 先生の講演会を聴いてきました。

最近は気管支喘息とCOPD(慢性閉塞性肺疾患)との合併や区別がつきにくい病態もあって治療は様々です。

喘息は発作性の呼吸困難が主で気道過敏性、アトピー素因、気道炎症などが要因になってきます。

中には結核、COPD,うっ血性心不全など鑑別も必要です。

第一選択治療は吸入ステロイド(ICS)が主体で更に長時間持続β2刺激剤(LABA)併用が続きます。

さらいはICS/LABA配合剤なども出ていて一日1回吸入が良いようです。

ただ、一旦改善すると来なくなってしまう方も結構多く、コントロール指導などは課題も残るようです。

最近朝晩の気温差が大きいです。喘息など症状はでやすい気候です。

夜寝るときは窓閉めて、布団も温かく寝るようにしましょう。

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2015.07.21更新

先日、守山区学術講演会として大阪医科大学付属病院 消化器内視鏡センター長 講師 竹内 利寿 先生の講演を聴いてきました

GERD(逆流性食道炎)の治療としてもちろんPPI、H2ブロッカーは使用されてきましたが、根治的治療として大阪医科大学では内視鏡治療もされているとのことでした。

なんでもこの治療法は胃酸で粘膜が荒れているところを、内視鏡カメラで直接焼灼するというものです。
現在この治療は昭和大学と2か所でしか行われていないそうです。再発率はかなり低く効果があるとのことでした。
手術時間は1時間ほどかかるようで最高齢でも70代の方でも問題ないとのことでした。


それから、低用量アスピリンによる胃潰瘍出血の話題も出ていました。

最近では人工弁、血栓予防、心房細動などで抗凝固剤内服の方は多くいます。こうした方に対しても内服薬を継続しつつ、PPI>H2ブロッカー>粘膜保護剤の順で出血予防効果あるため一番はPPI予防投与が良いという話でした。

またNSIDS潰瘍に関しても基本は同じということでした。出血リスクも考慮して薬剤の見直しが必要と思いました。




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2015.06.22更新

先日、日本内科学会の東海地方会に出席してきました。毎年、年に3回ほど開催されるのですが、名古屋開催は年1回です。

なかなか都合つかずに参加できないことが多いため、久しぶり参加でした。

なかでも生涯教育講演会が印象でした。

妊娠・授乳中の薬の使い方としてこの道では著名な村島 温子先生(国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター)の講演を聴いてきました。

最近当院でも妊娠中・授乳中の方の薬の相談は多いです。

適切な治療と、安全に使用も問題ない薬など大変勉強になりました。機会あればまた参加したいと思いました。




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2015.05.19更新

先日、糖尿病の講演を聴いてきました。

最近大学病院などではCGM (持続皮下血糖測定システム)検査を用いているそうです。
実際に24時間の血糖の推移を調べていて説得力あります。

食事療法、運動療法、内服薬などを利用し血糖コントロールしていくわけですが実際に血糖の上下は不明でした。

画期的な方法と思いましたが、実際にクリニック導入はハードルが高く現実的ではまだ無理ですが貴重な講演でした。

特に重要なのは、炭水化物はやはり血糖値に悪影響を与えていて、膵臓に負担をかけていることです。

食事は丼物は禁物です。牛丼、かつ丼、親子丼などおいしいものは炭水化物を同時に接種するため血糖がすぐ上昇してしまうそうです。

理想は野菜、副食など先に食べてから最後に米を食べるのが良いそうです。懐石料理のような食べる順番が良いようです。

糖尿病で悩んでいる方は食事を今一度見直すのが良いと思いました。

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2015.03.14更新

先日、前立腺疾患の話として愛知医科大学医学部泌尿器科教授 住友 誠 先生の講演を聴いてきました。

前立腺疾患の症状は主に、夜間頻尿、残尿感、腹圧性頻尿、尿線途絶、尿勢低下、尿意切迫感などに分けられます。

前立腺肥大症チェックシート(IPSS)で評価し蓄尿症状、排尿症状、などをチェックします。

これで前立腺縮小による原因からの排尿障害であれば、必要に応じて抗コリン剤、抗アンドロゲン薬、漢方薬などで治療が必要です。

また、排尿日誌も大事です。排尿量が多い場合(40ml/体重kgあたり)は多尿が問題です。夜間多尿なのか、膀胱蓄尿障害なのか見極めも必要です。

過活動膀胱も頻尿の原因です。これにはα1ブロッカーや抗コリン剤の併用が有効です。

心当たりのある方、夜間頻尿で困っている方はご相談してみてください。

投稿者: 制作管理者

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