2015.07.21更新

先日、守山区学術講演会として大阪医科大学付属病院 消化器内視鏡センター長 講師 竹内 利寿 先生の講演を聴いてきました

GERD(逆流性食道炎)の治療としてもちろんPPI、H2ブロッカーは使用されてきましたが、根治的治療として大阪医科大学では内視鏡治療もされているとのことでした。

なんでもこの治療法は胃酸で粘膜が荒れているところを、内視鏡カメラで直接焼灼するというものです。
現在この治療は昭和大学と2か所でしか行われていないそうです。再発率はかなり低く効果があるとのことでした。
手術時間は1時間ほどかかるようで最高齢でも70代の方でも問題ないとのことでした。


それから、低用量アスピリンによる胃潰瘍出血の話題も出ていました。

最近では人工弁、血栓予防、心房細動などで抗凝固剤内服の方は多くいます。こうした方に対しても内服薬を継続しつつ、PPI>H2ブロッカー>粘膜保護剤の順で出血予防効果あるため一番はPPI予防投与が良いという話でした。

またNSIDS潰瘍に関しても基本は同じということでした。出血リスクも考慮して薬剤の見直しが必要と思いました。




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