2012.07.20更新

今日は、春日井市民病院内科部長である、成瀬先生によるCKD管理と高血圧管理についての講演会を聴きに行きました。

成瀬先生は、私が研修医時代にお世話になった先生で、春日井市民病院のことが思い出されました。
研修医時代それはそれは、とても大変で、脂汗や冷や汗をかきながら眠い目をこすりながら過ごした場所です。
でも、当時この病院でたくさんの症例を診てたくさんの患者さんと接した経験が今も自分の中では力となっていると思います。

いくつか勉強になったことを書きます。
心筋梗塞の発症リスクは糖尿病より慢性腎障害(CKD)の方が高い。
一度悪化した腎機能は回復する可能性がある。
骨粗鬆症の薬であるエビスタに腎保護作用もある可能性が示された。
腎不全でもエリスロポエチンの産生能力がある。
尿蛋白が多い人ほど末期腎不全になりやすい。
高齢者は血圧110未満にはしない。
徐々に悪化するクレアチニンは、ARBを一旦中止することで、ある程度下がってくる。
塩分制限は6g未満で。
K制限は、きゅうり、トマト、イチゴなど種の多いものにはカリウムが多いため控えるように。キャベツ、ピーマン、タマネギなど種の無いものは良いと。
CKDには血圧130/80を目安にするように。あまり下げすぎてもむしろ心血管系イベントのリスクは上がる。

以上まとまりがないですが、たくさんの講演内容から抜粋させていただきました。
成瀬先生とても解りやすい講義をありがとうございました。


名古屋市守山区で内科、リウマチ科、小児科、皮膚科,膠原病科をお探しの方、高血圧や糖尿病、高脂血症など生活習慣病でお困りの方は長沢医院へ

投稿者: 長沢医院

entryの検索

月別ブログ記事一覧

カテゴリ

ご予約・ご相談はお気軽に

名古屋市守山区や春日井市近くの内科をお探しなら、長沢医院までご相談ください。