2012.11.17更新

本日、糖尿病の治療法について講演会に行ってきました。

藤田保健衛生大学 内分泌代謝内科 准教授 鈴木 敦詞 先生の講演を聴いてきました。

かつて沖縄県の男子は長寿NO1として有名でした。しかしこれも約15年ほど前の話。その後徐々に順位が後退し、H20年頃には全国で40番台まで低下してしまいました。この原因は、なんといってもファーストフード、マクドナルドなどの影響と言われています。

メタボリック症候群、脂質異常、糖尿病など生活習慣病の管理が大事で脳や心血管障害を引き起こす原因です。

中でも糖尿病のコントロールはインスリン分泌能、インスリン抵抗性、血糖の調節タイミング狂わすインクレチン作用不全の3つが重要です。

最近このインクレチン作用を改善するDPP4阻害薬が何種類も出てきて大変です。
一日1回タイプ、2回タイプとありますが、鈴木先生の臨床経験のお話では、効果の強度はエクア>ジャヌビア>ネシーナという印象のようです。

また以前はSU剤しか使用していなかった治療抵抗性の方で例えばベイスン、オイグルコン、アクトスと3剤使用していた方がアマリール、アクトス、ジャヌビア1錠でHbA1c9.8(JDS)⇒6.5(JDS)まで低下したそうです。驚きです。

またジャヌビア50mg一日1回からエクア50mg×2回への切り替えの方が更にHbA1cは下がるようです。同じDPP4阻害薬でも違いがあるようです。

70歳未満の方ではメトグルコでスタートし、便秘などあればαーGI治療、それ以外はDPP4阻害薬。心不全などなければアクトスでインスリン抵抗性を改善させる。それでもだめならSU剤なかでもアマリール少量で。インスリンを出す時間が短いためこれが良いと。SU剤は最大量の50%以上使用しても効果は乏しい。

まだまだたくさん興味深いお話がありましたが書ききれません。
とても簡単ですが講演内容をまとめてみました。鈴木先生ありがとうございました。鈴木先生は自分が大学時代に入院患者さんの治療で大変お世話になった方です。また、勉強の機会あれば是非教えてください。よろしくお願いします。

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投稿者: 長沢医院

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