受付時間のおしらせ
2019.08.20更新
受付時間ですが午前は11時30分まで、午後は18時30分までにお願い致します。
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2019.07.24更新
春日井でのリウマチ勉強会としてセミナーに参加してきました。
春日井市民病院での取り組みとして名市大リハビリテーション学 助教 三井 裕人 先生の講演と
あさひ病院 スポーツ医学・関節センター長 岩堀 裕介 先生のRA薬物療法の光と影という内容の講演を聴いてきました。
三井先生は患者さんを紹介していただいたりしており大変お世話になっている先生です。70代の患者さんが多く、SASPアザルフィジン使用者にニューモシスチス肺炎が少ないという話が印象的でした。
通常はバクタ予防投与が多いですが、SASPアザルフィジンは副作用少ないため使用しやすいですが、他の予防効果もあるとは知りませんでした。
岩堀先生は、RA治療薬の影の部分、腸管アミロイドーシスや縦隔気腫、結核性関節炎などの話や骨髄抑制の話が印象的でした。
また顎骨壊死、リンパ腫の話などもとても興味深い話でした。MTX不使用例には、ケアラム、アクテムラ、オレンシアなどは投与できるため
これらの治療薬で対応するのが望ましいことも参考になりました。
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2019.06.28更新
志だみ幼稚園に園医として毎年内科検診をさせていただいています。
志だみ幼稚園は緑多い、自然豊かな環境にある幼稚園です。園庭も広いため、園児たちは裸足でいつも遊んでいます!
元気いっぱいなので、こちらが元気をもらいに行く感じです。幼稚園には珍しく、ミストが採用されていて、自然な蒸気が気持ち良いです。
今年もたくさんの元気をもらい、ありがとございました。
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2019.06.18更新
先日、糖尿病性末梢神経障害性疼痛の病態と診断、またその治療として、鹿児島大学病院 糖尿病・内分泌 診療講師 出口 尚寿 先生と 独協医科大学 内科学 主任教授 麻生 好正 先生の講演を聴いてきました。
神経病態としては肥満、脂質異常症、糖尿病悪化、高血圧症などで血管内膜の肥厚が起こり、太い運動神経から細い感覚神経、自律神経などの
変性、脱落が起きるというものです。症状として、手足の感覚が鈍くなったり、排尿障害、筋萎縮、こむら返りなどがあります。また、しびれ疼痛、アキレス腱反射の低下消失、内顆振動覚の低下なども判断基準となります。
しかし、20%弱は無症候性糖尿病性神経障害があり、自覚症状ありが20%と合わせて40%近く糖尿病患者さんにあるようなのです。注意深く
診ていかないと気付きにくい病態です。また、短期間でHbA1cが急激に低下するとこれで神経障害が悪化することもあるようなのです。
血糖コントロールも緩やかにしていった方が良さそうです。治療薬としては、三環系抗うつ剤、SNRI、ガバペンチン、プレガバリンなどが効果
があります。手足のしびれは糖尿病から来ていることもあるのですねと考えさせられました。手足のしびれと糖尿病のある方はご相談ください。
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2019.05.28更新
2019年4月に日本高血圧学会より高血圧治療ガイドラインが改訂されました。
今回より成人75歳未満では収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満により厳しく引き下げられました。高齢者75歳以上でも収縮期血圧140mmHg未満になりました。
いままでよりそれぞれ10mmHg下がりました。背景にはアメリカ、ヨーロッパとの学会でも高血圧の判断基準が引き下げられたことです。
高血圧は脳梗塞、脳出血などのリスクが最も高い要因であります。アメリカでの高圧目標比較試験でも140未満群と120未満群とで年間の心疾患発症割合は120未満の方が発症率、死亡率も含めて25%も抑制したとありました。
今後はより厳格な血圧目標達成のために、減塩も6g未満など設定がされました。
現在血圧の高い方、現在もコントロール中だが、目標達成できていない方は当院にご相談ください。
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2019.03.26更新
昨年10月よりBCG予防接種は、保健所と各種医療機関のどちらでも接種可能となっています。
以前は小幡保健所と志段味分室でしか接種できませんでしたが、現在当院でもBCG予防接種施行しています。
BCGは結核予防のための予防接種です。日本は世界でも人口10万あたり14.4と多く米国(3)、英国(9.6)などと比較しても突出して多いです。(2015年)アジアに結核は多いのです。
世界の結核発症率はアフリカ、南西アジア、西太平洋地域(日本含む東アジア、東南アジア、豪州など)で全体の88%占めています(2016)
アジア・アフリカなど高蔓延国では生直後に大腿外側あるいは上腕に皮下接種しています。
日本では生後5か月から8か月が推奨です。
結核予防のためにも必ず接種をお願いします。
当院でも接種しておりますので未接種の方はご連絡ください。
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2019.03.15更新
3月は年度末であり、いろいろと締め切りがあります。なかでも、予防接種は大事です。
現在年長さんで、4月から小学校1年生になる方は麻疹・風疹(MR)ワクチンの2回目の接種が必要です。全国的にも、はしか(麻疹)、風疹の感染者は昨年より多く報告を受けているほどです。風疹は特に妊娠中に感染すると、難聴や心疾患などの先天性風疹症候群を発症することがあります。こうしたことを未然に防ぐためにも必ず、MR予防接種2期を接種するようにお願いします。期限が3月30日までですので、該当される方は早めに接種をお願いします。
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2019.03.08更新
藤田医科大学リウマチ・膠原病内科と愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科との合同セミナーに参加してきました。
藤田医科大学リウマチ・膠原病内科 講師 橋本 貴子先生の演題で(TCZ2週間隔投与の効果不十分例における短縮投与の有効性の検討)を聴いて聞きました。7例でしたが、60歳以降の使用例が多くDAS28(6.1)と高疾患活動性がみられていました。2週から1週に短縮するのは投与4週目あたりからが良いいのではないかという内容でした。
愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科 山口 真先生より(ANCA関連血管炎に対するリツキシマブの使用経験と臨床的検討)の発表がありました。レトロスペクテイブな研究でしたが、低用量でもリツキサンは高齢でMPA患者に対して使用例が多く、寛解、再発には差がないとのこと。ただし感染症が50%程度にみられるといった内容でした。感染症は低アルブミン血症、ステロイドパルスが要因に挙げられていました。
特別講演として大阪大学大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学教授 熊ノ郷 淳先生の(免疫研究と臨床応用~IL-6の病的意義、血管炎、癌免疫の話題も含めて)を聴いてきました。
あのノーベル賞受賞者の利根川 進先生や 本庶 佑先生の業績発見の話から、現在の癌治療薬免疫チェックポイントの話などIL4、IL-5、IL-6は日本人によって発見されていたという詳細な話まで聴くことができてとても勉強になりました。以前は免疫学は難しく、馴染みにくい印象でしたが、とてもシンプルに解明されつつあると感じられて面白かったです。
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